遺品整理士認定協会より「特定遺品整理士」になれとのことでしたので、
なりました(笑)。
遺品整理業がものすごい勢いで増え、それに伴い遺品整理士も
爆発的に増えていることと思います。

ただ、その資質はまちまちで、意識の低い方も多いことと思います。
私は、遺品整理に係るものとして、最低限必要なことは、
片付けやごみの知識、物を査定する知識、シニア環境にまつわる知識、
法律や福祉の専門家と共通の言語で話せる知識が必要だと考えています。

それは、ゼネラリストになるということではなく、
遺品整理や生前整理全般を見通してサポートするには、
そういった様々な視点から、お客様個々の案件を
同時に見ることができなければ、良い整理ができるわけがない
と思っているからです。

実際、他の業者が投げ出した案件を頼まれたり、
逆にお客様が交渉中や作業中の業者が信用できなくなったので
いろいろ探して、私にお声をかけていただいたという例が
ちらほらでてきました。
同業者の尻ぬぐいですね(笑)。

どうしてそういうことが起きるのか?
一番の理由は、業者の能力の低さと狭さにあるケースが
ほとんどのように思います。森を見ずに木(自分の仕事)だけを見て
接しているのでお客様と温度差ができるのです。

若い親族がいらっしゃる場合は精力的に業者と折衝できるので、
それはそれでよろしいかと思います。
※逆にそれで失敗する場合もありますが。。
ただ、ご自身やご兄弟など高齢の方がなさる場合は、
いろいろな業者とあれこれ話をされると大変だと思います。

生前整理や遺品整理はライフイベントなので、
基本的に人生で1度きりです。

サポートしてもらう業者選びは慎重になさってください。
見積りや広告看板だけで判断すると危ないので。