ちょっと前に天王町にあるレガシーズ様にて
生前整理のセミナーを担当しました。
レガシーズ様はシニアの暮らしをサポートする
コンシェルジュのような活動をなさっていて、
これからの社会には必要なサービスと思います。

今回は当事者の方以外にも、お子様にあたる方の参加が数名あり、
時代の流れというか、整理について家族が関心を寄せ始めている
ということを実感しました。

家族間ではとてもナーバスな問題のため、
子供からは言いにくく、親はまだまだと思い
触れることに尻込みする。。
そんなこんなで結局何もしないまま遺品整理になる。
これでは遺族の負担と争いを生みます。

でも、そんなお宅のほうがまだまだ多いかと思います。
私が常日頃申し上げているのは、「前向きなアクティブシニアになる生前整理」
「終活ではなく充活」ですよということです。

シニアの方は安心安全な環境で目いっぱい第二の人生を
楽しんでいただくための準備や環境づくりが必要です。
それが見守るご家族の安心にもつながり、
円満な環境を作っていきます。

自分に限って寝たきりになったり、ボケたり、
ごみ屋敷になったりするはずがないと誰もが思っています。
また自分の子供同士が争うはずがないと思っています。
懐かしい言葉で言うと「うちの子に限って」でしょうか。
ちょっと古いですね(笑)。

ただ親子の意思疎通だけでなく、相続にはいろいろな
問題や落とし穴があります。
そこにはまると
「なんでこんな思いをしなきゃいけないんだ!」
=「うちの親はなんでもっちちゃんと仕分けしといてくれなかったのか…」
となるわけです。

ひどいと争族となって骨肉の争いで数年から数十年裁判
なんて事例も珍しくないんですから。。

わかりやすく分けやすい資産整理が大切。
その土台がないと楽しいシニアライフは見せかけとなるかもしれません。
子供に感謝される整理をするかしないかはご本人次第です。
一時の負担を惜しんで大きな安心を逃さないでいただきたいと思います。